◆下院外交委員会
公聴会「戦争における議会と大統領の役割 : 国家戦争権限委員会の勧告」
日時 : 2009年3月5日、午前10:00開始
場所 : 2172 Rayburn House Office Building
◆ロン・ポールの陳述
テキサス州選出、ポール議員どうぞ。
ありがとうございます、委員長。
証言者の皆さん、ようこそ。
この非常に重要な問題をこの場で取りあげて下さって、委員長に感謝いたします。
私が、ずっと長い間、話題にしていたものだからです。
非常に重大な問題だと考えております。
戦争権限法が、あまりうまく機能してこなかったということについては同意いたします。
憲法に反するものであるという議論を多くの人たちがしてきました。
大統領たちも、もちろん、これが憲法に反すると主張してきました。
もっと権限が欲しい、もっと自由に行動したいと思っていますから。
また、私自身のように、それが、大統領に過大な権限を与えてきたと主張する者たちもいます。
実際、90日間、戦争をしてよいと法律で認めたのですし、
いったん戦争を始めてしまうと、そこから抜け出すのは、とても困難です。
第二次世界大戦以来、私たちは、基本的に、
議会の承認がなんら重要な意味をなすこともなく、絶え間ない戦争をやってきました。
議会による宣戦布告は、まったく行われなかったのです。
非常にあいまいなのです。
極めて率直に言って、このあいまいさは、
議会による宣戦布告がなければ、戦争を始めることはできないという、
憲法の中に、はっきりと書かれている、そのとおりに、
私たちが従っていないことから生じているのです。
私たちは、命じられていることに従うだけで、ずっと良くなるのです。
◆ロン・ポールの質疑
テキサス州選出、ポール議員どうぞ。
ありがとうございます、委員長。
証言者の方々が主張された三つの点、
戦争権限法が、無益であること。これには同意します。
廃止されるべきであること。これにも同意します。
ですが、結論、新しい法律が必要であるということには同意できません。
そこが本当に重要な部分であると思います。
1970年代に、議会が、戦争権限法を可決したとき、
それは、反戦の人たちに刺激されて行われたものでした。
それが役に立つと思っていたのです。
しかし、意図せざる結果は、惨憺たるものだったのです。
あなたがおっしゃったような混乱をもたらしただけではなく、
90日間は、戦争を法律で認めてしまったのです。
それが、この法律のやったことです。
大統領に、より小さな権限ではな� ��、さらに大きな権限を与えたのです。
宣戦布告する責任が議会にあるという前提が取り去られてしまったのです。
憲法上の問題を解決するなどと主張するつもりはないとおっしゃっていますが、
それは、結構なことです。それは、あなた方の仕事じゃありませんから。
裁判所もこのことには関わりたくないようだということで、安心しております。
裁判所については心配しなくてよいということで。
しかし、私たちが心配するべきことは、公職に就く者の宣誓についてです。
下院議員としてここにいる私たちの責任についてです。
ゆくゆくは問題になると思いますが、私たちが持っている責任についてです。
政府の一部門に傾くものであれば、そういう法案は、可決されないだろうと、
ベイカー氏� �おっしゃることには、安心させられております。
私の解釈では、このことは明らかなのですが、
そのことについて、証言者の方々に疑問を投げかけようと思います。
それから、私の批判に対してお答え頂きます。